2008年11月04日

野村克也「エースの品格」

(Ser.1921)
昨日の野球関連のニュースは、真弓新監督「72」初披露とか岩隈沢村賞初受賞とか東京六大学早稲田完全VとかWBCのコーチに山田久志氏、伊東勤氏ら起用の件とかがありましたが、詳しいことはにほんブログ村 野球ブログ人気ブログランキング野球部門を見てもらうとして、今回は以前読了した本の感想文をアップします。

野村克也「エースの品格 / 一流と二流の違いとは」(小学館)
野村が語る「組織にとって真のエースとは」
昨年は往年の大エース・稲尾が他界したが、新たにダルビッシュが球界の新エースとして台頭した。野球ファンなら誰しも心のなかに自分のエースが存在するだろう。「何と言っても神様、稲尾様だ」「400勝の金田以上はいない」「江夏こそ最高の投手だ」etc。 50年以上もプロ野球に携わってきた名捕手・名監督の野村氏が、自分が見てきたエース群像をエピソードを交えて語る。一流と二流の違いとは何なのか。エースが存在することによって組織はどう変わるか。打者にもエースはいるか、その条件とは。マー君はエースになれるのか等々、名人・達人の世界は深い。

[要旨]
野村克也が語る組織にとってのエースの存在意義。「稲尾、杉浦、江夏らは真のエースだった。阪神の藤川は、あの一投でまだまだだと感じた」。大ベストセラー『野村ノート』に続く名将の「人と組織論」。

[目次]
第1章 稲尾、杉浦の凄さ
第2章 勝者と敗者の分岐点
第3章 ヤクルト時代に見たエースたち
第4章 エースも四番もいなかった阪神
第5章 「エース」と指導者の関係
第6章 田中将大は“真のエース”になれるか

ノムさんの他の本とも内容がかぶるのですが、そのかぶるところが重要だと思います。
ノムさんの本って、野球だけでなく、人生全てにつながる内容だとは思うんですが、「品格」ってタイトル使いすぎですね。

さて、いつものように、いくつかピックアップすると

・『努力をしても結果が伴わないことはいくらでもある。努力するにもセンスが必要なのだ。センスは・感じる・考える・ことで磨かれる。
・コーチは気づかせ屋(主体は選手)。方向性を決めさせることも大事。
・先入観は罪・固定観念は悪
・「満足・妥協・限定」は三大禁句
・何のために野球をやっているのか
・尾張スコアラー(情報専任担当者の先駆け)
・クセを見抜く
・気力・体力を補う情報
・勝負の世界は変化をいち早く察知し、先んじて改革したものの方が圧倒的に有利
・チームの鑑となるべき中心選手が必要
(南海では監督と中心選手を兼任)
・ブレイザーから、考えて野球をやることを学んだ
・ヤクルトでは。ハングリーな環境下だったので成功した
・池山、広沢は自分中心的な選手だと思っていたのが、実際には違った。
・古田も含めこの3人が「組織の中心」「戦術の体現者」の役割を十分に果たしてくれた
・エース岡林、伊藤智仁には無理をさせすぎたと反省
・ただ、伊藤智仁全盛期の頃の、金本はまだカープの中心選手でなかったはず。。。
・球速は天性、コントールはどうにでもなる
・ふとした一言が選手を発奮させるし、傷付けもする
(今岡さんは傷つけられたのね。。。。)
・日本一(目標を達成)で生じた気の緩み
(だから、1位の次の年は4位)
・阪神に見た「負」の伝統
⇒詳細は「あぁ、阪神タイガース――負ける理由、勝つ理由」と完全にかぶります。
・前任者のカラーの否定から入ると、完全に失敗する
(失敗例:南海広瀬、ヤクルト古田)
・星野は「野村の遺産」と言ってくれた。若松も自分が残したものをきちんと継承してくれた。
・川上監督の「人間教育」を絶賛
・教えないコーチこそ「名コーチ」。選手をよく観察すること
・福本の存在がクイックモーションの開発につながった
 福本語録(阪神のコーチ時代に走塁指導で)
「背中が教えてるやろ」
・リーダーの器
 南海時代に古葉を監督の器と見抜く
・今の楽天の選手について
 ”真の四番打者”山崎武司
このあたりは、視点は真逆になりますが、山崎さんの著書とかぶります。
・長谷部にはシュートを覚えさせるようにした。田中にはストレートの球威UPを。
・日本のエース
 現役では川上とダルビッシュ
 上原は、文句いうばかりでダメ
 藤川あと一歩
 (2007.9.14の試合のウッズとの全球ストレート勝負を非難)
       ↑
(管理人所感)
藤川に「チームの勝利」優先って苦言を呈しているのに、昨年の日本シリーズ第5戦のパーフェクト目前での山井の交代には「自分なら続投させる」と言っているのは矛盾してます。日本シリーズの方が短期決戦なんだから、個人の記録より目先の1勝を優先させることを考えるべき


・巻末の方で、野村監督が日本代表の監督に選ばれないことにボヤいてた(愚痴ってた)のはご愛嬌


<他の方の所感>
giants-55さん
弁理士一期一会管理人さん
てっちさん
ONCH-ITさん


さらに、他の方の感想は、にほんブログ村 野球ブログまたは人気ブログランキング野球部門も探してみてください。


ラベル:野村克也
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 04:56| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | スポーツ関連読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 あさちゃん さま
 当方のつたないブログをご紹介いただき、ありがとうございます!

 野村監督の著書は、組織人の常識に通じるものが多く、興味深く読んでいます。
 しょぼい自分を勇気付けるばかりでなく、自分自身が部下をもつ身になってからは、さらに示唆を与えてくれるものになっています。

 当方、苫小牧生まれの北海道人ですが、北海道を唯一離れたのが、研修でたった1年間の大阪でして、夜の街を歩いていても、阪神を応援している人、実況中継のプラカード持っている人など、盛り上がっていたのを覚えています。

 今は、特にひいきというほどの球団はありませんが、金本がいる阪神と、マー君がいる楽天は気になるところです。
 #苫小牧も、一時期盛り上がってたんです

 今後ともよろしくお願いします!
Posted by ONCH-IT at 2008年11月04日 23:22
>ONCH-ITさん
コメントありがとうございます。
ノムさんの著書は野球の世界を超えて、人生の参考になりますね。

>金本がいる阪神
金本さんの著書の感想文も近日中にUPします。
Posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 2008年11月05日 06:23
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