2008年12月08日

渡辺久信「寛容力〜怒らないから選手は伸びる」

(Ser.1957)
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昨日の野球関連のニュースの主なものには
岩田が糖尿病患者と交流 127人が参加(共同通信)
王氏が巨人OB会長へ 副会長は柴田勲氏(共同通信)
などがあり、サッカーの方では
第87回全国高校サッカー選手権 桐光学園(神奈川)が全国へ 出場校出そろう=一覧組み合わせ表
などがありましたが、野球関連は人気ブログランキング野球部門にほんぶろぐ村 野球ブログ経由で、またサッカー関連は、にほんブログ村 サッカーブログ経由で他ブログをご覧いただくとして、今回は昨日読了した本の感想文を。

渡辺久信「寛容力〜怒らないから選手は伸びる」(講談社)
内容紹介
「清原よ、指導者になる前に一度“外”に出ろ!」

就任1年目にしてライオンズを日本一に導いた青年監督が語る
「ゆとり世代は管理では動かない!」

Amazonから
内容紹介
シリーズ前の大方の予想に反して監督就任1年目にして日本シリーズの覇者となり、名将の第一歩を歩み始めた、埼玉西武ライオンズ渡辺久信監督。
優勝旗を手にしただけでなく、若い選手を見事に一軍の舞台で開花させた能力も高く評価されている。
その伸び伸びとした選手育成法、また選手を信じリスクを厭わない起用法は選手だけでなくフロントからも信頼を得ている。
そんな渡辺監督の若手の指導の基本は、“寛容力”すなわち、失敗やミスを怒らないことだという。その真意とは?その背景にはどんな経験が?
一方西武黄金時代を牽引した広岡監督、森監督、ヤクルト移籍後の野村監督と、日本球界歴代の名監督から学んだ、精神論や野球理論、選手操縦法も披露。
さらに台湾球界で指導者として培った若手選手の人心掌握術を思い出とともに紹介------とこれまでの長い野球人生、そして今シーズンを振り返りながら、若手選手そしてゆとり世代と呼ばれる若者の指導のいろはを具体的に語り尽くします。

その他新事実!
●清原和博が渡辺監督だけに密かに引退宣言!?
● 伝説の“ブライアントへの一球”直後の舞台裏は!?
● 台湾球界での指導者時代は台湾中をひとり旅!


目次
序章 僕はもともと、指導者というタイプじゃない;
第1章 怒らないから選手は伸びる;
第2章 指導者であることを楽しむ;
第3章 固定観念を打ち砕く;
第4章 力を発揮できる環境を整える;
第5章 歴代の監督から学んだこと;
第6章 さらに成熟したチームを目指して

ということで、今年就任1年目で日本一になった埼玉西武ライオンズ渡辺久信監督の著書の紹介です。

・野球に関心がなくても、ここで書かれている管理手法は、一般企業の中間管理職の方にも通ずるものがあるのでおすすめですよ。

とか

・コミュニケーションの大切さがわかりました。

とかのありきたりな感想はともかく、

「怒らないから選手は伸びる」

ということはわかりました。

で、コーチは?
     ↓
デーブ 来季だけ現場引退(中日新聞)
 西武の大久保博元打撃コーチ(41)が来季はフロント入りして編成担当となり、2010年に再び1軍コーチとして現場復帰する方向であることが6日、分かった。球団は、知人女性への傷害容疑で書類送検されるなどの問題で今オフの球団行事参加を自粛している同コーチの処遇を検討していたが、渡辺監督の意向も受け入れる形で来季のフロント入りを決定。再来年に再入閣させる方針を固めた。


ともあれ、この本を読めば、彼がいかにデーブ大久保を信頼(←多くの方は「誤解」ともいう)してたがわかります。
もっとも、ナベQ自身が「欠点にはあえて目をつぶり、長所を伸ばす」とゆうとりますが。。。
確かに、大久保氏は研究熱心、ものおじしない、発想が柔軟、性格が明るいというコーチとしてはいいものを持ってます。
しかしながら、(報道されていることが真実かどうかはわかりませんが)隠し子はともかく、暴行事件とか、さらには先発投手情報の漏えいはまずいかと。。。

それに、デーブ大久保という腹心を失ったナベQライオンズが来年以降どうなっていくか?そこに他球団の付け入る余地があるのかと。。。


この本メインとなる管理手法の面では、彼は決して放任主義というわけではなく、右も左もわからないような状況下では社会人としての基本をしっかりとたたきこみ、ある程度成長していった段階では個性を尊重していくという方向性のようです。
現役時代に(もともと自由奔放なナベQが)最初に厳しい広岡監督にしっかりしつけられたのが良かったとナベQはいってますので、その経験からでしょう。
それはそうです。基本がないのに個性はありえませんから。それではただの根なし草です。今の教育は、低学年ほど個性重視。上に行くほど厳しくなるという傾向は真逆ではないかと。。←本題から外れてますが。。。

その他ピックアップ
・自分は決して指導者タイプではない
・性格によって接し方を変える
・もともと感情の起伏は禿激しかった
・自分の物差しで選手を図るのはダメ
・コーチにも目標と責任を与えて、あとはじっくりと見守ること
・前の年調子を落としていた星野智樹には、オープン戦ではあえてピンチに投げさせた。押さえれば絶対に自信になると思って。
・開幕戦敗戦はじめ最初は結果は伴なわかったが方針は曲げなかった(2ストライクまではフルスイング)
・目上の人にも言うべきことはいう
・帆足の復活を見込んで石井一を獲得
・個性ある野球>勝つ野球
・結果はグラウンドで出せばいい
・対話一つで選手は変わる。役割を全うさせる(スーパーサブちゃら尾)
・ある程度苦しんで優勝した方が、そのあとのより厳しい場面に生きる
・「野村再生工場」に惹かれた/指導者の面白さがわかったヤクルトの1年
・経験が言葉に置き換わる、本当の意味で「頭を使った野球」
・台湾での経験が今に大きく生きている(指導者としての接し方の面)
・解説者時代は、誰よりも早く多くのキャンプを見た
・チームを明るく、強いチームにするためにはデーブ起用しか考えられなかった
・いいと思ったらまずはやってみる。ダメだったらまた変えればいい。
・アーリーワークの成功は、旧来の常識にとらわれない姿勢から
・殻を破って個性を出せ!
・選手ごとのカルテ制導入
・おかわりの走塁に注目
・失敗を恐れないプレー(片岡)
・自分がもともと個性派〜新人類と呼ばれた
・広岡監督には社会人としての規律と規範を叩き込まれた
・それがなければ今の自分はない
・自分も広岡監督をトレースするようなことをしていた(二軍監督時代)〜広岡監督の気持ちがそこでわかった
・指導者として自分でやって見せることが大事〜だから動けるコーチを選んだ
・森監督は自分の反骨心に火をつけさせた
・1989年10月12日ブライアントに打たれた一発
〜なんでフォークを投げなかった?と言われてもね。。。
〜自分は結果だけを見て話すことは絶対にしない
どんでんも同じ考えだったのね。。。)
・本音をぽろりと言ってしまう東尾監督
・プライドはへし折らない、放置もしない


<他の方の感想文(随時追記予定)>
ぴゅあらっくさん
ばかぼん父さん
toraoさん


<お知らせ>
当ブログのカテゴリー分けの再編成について
 当ブログもサッカー関連の記事が増えてきたため、従来「野球以外のスポーツの話」となっていたカテゴリーから「サッカー」を独立させたカテゴリーにし、従来の当該カテゴリーは「野球・サッカー以外のスポーツの話」と名称変更いたしました。
 ちなみに、既に「野球関連読書記録」は「スポーツ関連読書記録」に変わってますが。。。

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ラベル:ナベQ
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:50| ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | スポーツ関連読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
定額給付金1万2千円、終了のお知らせです。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org24763.jpg

フィリピンの子供は、裁判をしなくても日本国籍が取れてました。
今、報道せずに汚染米輸入よりひどい法律が作られています。
血がつながってるかどうか判らない海外の子供(30歳)を、定額給付金で養いますか?

国籍法改正案まとめ
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/pages/30.html

日本語が読めない人に投票させるなら、1歳の子にも選挙権を与えるべきじゃないですか?
こんな法律に賛成できますか?
みんなが反対すれば、汚染米もストップできたと思いませんか?

政治家さんも動いてくれてます。
お願いします。
メールでクチコミで情報を広めて下さい。
日本の主権は、マスコミですか?

クチコミ県別マップ
http://kokuseki.xrea.jp/db/map
大切に育てられてるブログにコメントさせて頂き感謝します。
(国籍法第八条四 日本で生まれ、かつ、出生の時から国籍を有しない者でその時から引き続き三年以上日本に住所を有するもの)
Posted by 国籍法改正案 at 2008年12月08日 11:00
  ↑
ネタとしては面白いので残しておきますが、

ナベQの本の話と、国籍法改正の件とどうつながってくるのかわからないんですけど。。。

それに、国籍法改正にまったく関係ない他の野球関係のブログのあちこちにコメント残すのやめてくれますかね。。。

見る人もそんなコメント見せられても興ざめだし。。。
Posted by 管理人から一言 at 2008年12月08日 12:35
拙文を御紹介頂きありがとうございますm(..)m。
「寛容力」はどん様の本を買いに行った時に本屋になくorz、仕方なく買ったんですよ。でも、意外と面白かったから、儲け物でした。
現役時代のナベQを知る者としては、「あのヤンチャ坊主がこんなに立派になって...」と感慨深いですw。昔は工藤とつるんで六本木で遊び回っていたのにねww。
1989年10月12日のダブルヘッダーは西武の優勝がかかっていたので、会社をフレックスタイムで早退して見に行きました。外野席で見ていた私の頭上をブライアントのホームランが越えていきましたよorz。あの時も西武有利だったのに、結局ダブルヘッダー連敗して、優勝を近鉄にさらわれたんですよね。
まぁ、その翌年はリーグ優勝して、日本シリーズで空気を読まずにGに4タテを食らわしたんですがw。あの頃の西武は本当に強かったです。日本プロ野球史上最強だったと思いますよ。
Posted by ぴゅあらっく at 2008年12月09日 00:52
>ぴゅあらっくさん
>「寛容力」はどん様の本を買いに行った時に本屋になくorz、仕方なく買ったんですよ。
東京近郊の本屋さんでは、超大手クラスしかどん様の本置いてませんからね。しかも、ナベQ本が仕方なく買いたくなるような置き方してあるし。。。

>あの頃の西武は本当に強かったです。日本プロ野球史上最強だったと思いますよ。
確かに。。。
で、あの頃のタイガースは以下r(自爆)
Posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 2008年12月09日 06:22
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