

・井口資仁「井口の法則 メジャーリーガーの野球技術」(MCプレス)
ワールドシリーズ制覇も経験した現役メジャーリーガー、サンディエゴ・パドレスの井口資仁選手(公式サイト)が、打撃・守備・走塁・トレーニング・メンタルにわたって、その独自の理論や野球にかける熱い思いを語り尽くします。
特に、井口選手が実践している「引きつけ打法」は、従来のバッティング理論を根底から覆す可能性を秘めた技術理論。そのほかにも、守備についているときの体勢や走塁の際の井口選手ならではのテクニック、自主トレのメニュー、メジャーリーグのしきたりなど、現役メジャーリーガーならでは、井口選手ならではの内容となっています。
すべてのプレイヤー、野球愛好者必読の1冊です。
瀬戸山さんがこの本を読んでいたとすれば、将来の指導者手形を切ってまで井口が欲しくなるのもわかるような気がしますね。
そもそも、瀬戸山さんがダイエー時代に取った選手でもあるしね。
ホークスの指導者としての道も、退団のいきさつ(Wiki参照)もあるし、小久保さんは立浪さんと並び僕のあこがれの存在とゆうても、秋山監督の次に小久保が監督になったところで、内野守備コーチは本間、走塁は外野コーチ兼任で村松か柴原がいるし、小久保の次には松中→川崎となりそうだし、割り込む余地はないのでは?
もっとも、この本の締めくくりで「メジャーで生き抜く」と書いてあるので、まだメジャーのどこからかお声がかかるのを待っているのでは?
瀬戸山さん、最後まで読んでないな。現に、オファーもあるみたいだし。
という邪推はともかく、野球の技術本としては、仁志さんの本より写真を多用して解説してありますので、野球少年や在野の指導者の方にもおすすめです。
もっとも、仁志さんの本は新書版だから値段が約半額なんですが(爆)
【以下、内容ピックアップ】
・打撃は金森栄治コーチから学ぶ。
・引きつけて打つと差し込まれずに強い打球を打つの両立→引きつけ打法
・タイミングの取り方→投手と同じタイミングで足を上げる【王監督から】
・肘を広げて打った方が力を入れられる。
・右方向に引っ張る打球→和田選手【当時西武、現中日】を参考に
チェンジアップを打つには引きつけて打った方がいい
・右打者と左打者とでは打率が4〜5分違うだろう
・守備は森脇浩司コーチから学んだ
・魅せるプレーではなくプレーを魅せる
・天然芝対応の意識「少年野球の頃に戻った気持ちで」
・体勢を低くし過ぎてて構えるな
・セカンドはバランス
・三塁打を防ぐのはカットマンの腕次第
・捕れない打球に飛びつく意味→走者を惑わす。
・いずれにしても、走者の進塁を阻止するためにはどうしたらいいか考えて
・走塁は島田誠コーチから打てない代わりに足で稼ぐ
・「走る勇気」と「止まる勇気」
・走れなくなったら野球選手は終わり
・メジャーでは野手のランニング量は少ないかもしれないが、投手は日本人と同じくらい走っている。全体練習の時間が短いだけで、個人的なトレーニングを入れれば全体的には同じ。
・不調になったら走り込み
・メジャーのルールやしきたり
・たまに休養日があってベンチに座ったままだと背中や腰が痛くなるので、毎日スタメンで起用してほしいと監督に伝えてある。
・移動中はひたすら寝ている。
・メジャーリーガーは謝らない。
・自らの理想像
1、地元のファンに応援してもらう存在
2、一社会人としての常識をわきまえた存在
・ノートをつける重要性
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