

・吉野 秀「プロ野球 名選手列伝 驚きの記録を残したツワモノたち」(ソニーマガジンズ)
埋もれた記録を発掘し、プロ野球の奥深さを知る!
プロ野球で偉大な記録と言えば、野手であれば2000本安打、
投手であれば200勝――いずれも名球会の参加資格だ。
しかし、3割を一度も打たずに2000本安打を達成したバッター、
年間20勝の経験もなく200勝したピッチャーもいる。
さらに、契約金で飲み屋の借金を返した選手や
ホームランを打って得点ゼロだった選手など、
データブックだけではわからない埋もれた「記録」こそ面白い。
本に書かれている各種記録は大変参考になりましたが、アニキのフルイニングが載っていないのが残念ですね。
本の上梓は昨年の6月で、2007年シーズンまでの記録に基づいて書かれているはずで、久保田の最多登板記録(90試合)は掲載されているんですが。。。そこのところ、著者は「目黒いいわけ番長」と自称しているので、いいわけよ・ろ・し・く(←それは同じアメブロでも違うばんてふ)
ちなみに、本書に掲載の工藤公康投手の連続勝利投手記録は、昨シーズン1勝もできなかったので23年でストップしましたし、ホセ・フェルナンデスは今年から4球団目(オリックス)になります。
そのほか阪神のからみでは、真弓さんの3ポジション(ショート・セカンド・外野手)でベストナイン、田淵さんの引退までバント0、若菜さんの捕逸17でゴールデングラブ賞受賞(1979年阪神)、野村収さんの史上初の全球団からの勝ち星(1983.5.15 阪神−大洋戦で達成)、江夏さんのノーヒットノーラン&サヨナラホームラン(1973年)など。
自分が目撃したこれはその江夏さんのページの次にorz
実は、このエントリーをあげるまで著者が「目黒いいわけ番長」と自称していることも、笑っていいともの1コーナーのレギュラー出演していたことも全く知らなかったのです。今度は「プロ野球いいわけ語録」という著書を出して欲しいですね。
ちなみに、著者は1/23に今年のプロ野球の順位予想もしてますが、9か月後に外れた場合のいいわけを聞きたいです。
って自分も、昨年の順位予想(セ・パ)をめちゃくちゃ外してますが、今年の順位予想をする前にその言い訳を書いておかないと(自爆)
なお、この本についての他の方の感想やタイガース2009年春季キャンプ参加メンバー決定などその他の野球関係のトピックスは、人気ブログランキング野球部門や日本ぶろぐ村 野球ブログにて
[著者]吉野 秀 Suguru Yoshino
1963年生まれ。中央大学経済学部卒。
日経ホーム出版社を振り出しに、複数の出版社で就職関連や企業経営、金融など各種雑誌の編集長を歴任。独立後は書籍の企画・執筆や講演講師、コーチング、塾講師などを手がける。2006年1月から3月末までフジテレビ『笑っていいとも!』の「口八丁手八丁・いいわけ番長」コーナーに解説者としてレギュラー出演。
主な著者に、理不尽な苦情や無理難題を突きつけるモンスター・ペアレントの猛語録を集めたソニー・マガジンズ新書『モンペ襲来!』をはじめ、『できる人の「書きかた」「話しかた」』(ソフトバンク新書)、『クレーマー・シンドローム』(サンガ)、『お客さま!そういう理屈は通りません』(KKベストセラーズ)などがある。