


・清水 満「王貞治 一徹の流儀」(扶桑社)
30年来の付き合いのある記者が
王さんの振り見て人生を見直した!
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王さんと初対面後、プロゴルファーの石川遼は「人生のお手本を見つけた気持ちになりました」と感激した。誠実、ぶれない言動、律儀、懐の深さ、気遣い…そんな流儀がいっぱい。
<目次>
第1章 WBC
第2章 ライバル
第3章 才能と努力
第4章 王家の絆
第5章 ポジティブ
第6章 素顔
第7章 ジャイアンツを乗り越えて
エピローグ 偉大な選手と接して
著者は王さん本人を前にして、長嶋さんの方がいいとかなんとか、結構やらかしてますが、それでも王さんは不快感はさりげなく示しながらも、結局は許してもらってますね。
⇒俺だってあこがれの存在はあったさ
ありきたりなセリフですが、王さんの人としての大きさを感じさせる本です。
以下、本書からのピックアップと管理人の突っ込みです。
・ライバルの存在は自らを磨く
【管理人】
ということで、斉藤佑樹君には、同級生のライバルたりうる田中マーくんのいる楽天と坂本のいる巨人以外のチームに入っていただきたいと。。。
・今日という日は今日しかない
・この1球は、2度とない
【管理人】
なので、初球ストライクをどうして見逃すんや、どっかのチーム
・(WBC)ノウハウは伝えるが、原監督に任せたい
・イチローが非通知で王さんに電話をかけたら出た
・イチロー、いわく「原さんには王さんと同じ匂いがした」
・人のためにつくしなさい
・これからは地方の時代→ダイエーに行くとき
・石川遼に一番必要なのはライバルの出現だね
・野球の原点から生き方まで教えられた
(キャッチボールは相手が捕りやすいように投げる。下級生から上級生にあいさつ)
・練習はウソをつかない
・継続こそ基本であり大事なこと
・いい仕事をしていると頭が良くなる。女性も寄ってくる。
というようなことも言う人
・努力できることが才能
・ガンになる前は、大食漢。
・気遣いも心憎い。先頭を切ってみんなに取り分けている
・氣(←あえてこの漢字)
・人生の節目に兄がいた
・男は外で勝負して尊敬される存在になれ
・外面がいいと、内面は悪くなる
・野球選手の妻は大変だ。
ミスターも、星野も、オレも妻に先立たれてるしね
【管理人】
沙知代と信子は相当つよいんだぁあああああああああああ
・根本さんからは「長嶋と王でセ・パに分かれて日本シリーズをやらないか」という誘われ方をした
・根本さん的な動きがしたい
・長嶋さんが戻った以上、巨人にはもう戻れない
・生卵事件に「勝つしかない」
・尾花コーチを招へいする経緯
ノムさんについて(阪神に)いくはずだった
・その王さんも、巨人入団の際、阪神の方が熱心に誘ってくれたと
【管理人】
もっとも、阪神に入ったら、投手としても打者としても中途半端なまま終わっただろうな
・尾花さんが(子供のために)東京に帰りたいと言った時には巨人の投手コーチとして紹介
・普通の居酒屋に行きたい
・ゴルフでも、インベーダーゲームでも負けず嫌い
・バッティングに影響しないようゴルフは右打ち
・ミスターはインベーダーゲームは1回だけやって、うまくいかずその後はまったくしなかったのに対し、王さんは次回はかなり上達していた
・日常生活は右、野球は左
【管理人】
自分も「スーパーサウスポーあさちゃん。」と名乗っているとおり、野球では左投左打ではありますが、日常生活はハシも、字を書くのも、マウスも右ですよ
・人は必要とされなくなったら終わり
・現役最後の1980年秋のオープン戦:熊本での阪神戦=HRを打って、阪神ナインにも出迎えられる
・2008.9.27王監督の監督最終試合@千葉マリン=バレンタインと抱擁+ロッテナインひとりひとりとも握手
・清原「王さんの言葉に救われた」
=生まれ変わったら、同じユニフォームでホームランを競おう
・野村監督も王さんのことは悪く言わない
・ONそろって解任とは>読売巨人軍
・巨人の監督時代は不運(世代交代期>江川引退、角に勤続疲労)
この頃とダイエー監督時代の初期は、なんでもひとりで背負った
・黒江を呼んで、けがれ役を任せた



著者プロフィール:清水 満
産経新聞編集委員権論説委員。1975年入社、サンケイスポーツ配属。日本ハム、大洋(現横浜)担当を経て78年から第1次長嶋政権、藤田、王の監督時代など巨人を中心に主にプロ野球を取材。88年にはソウル五輪も担当する。サンケイスポーツ編集局長を経て、2006年より現職。記者歴34年。著書に『長嶋茂雄のホンネ』(二見書房)など。
・【記者ブログ】王さんの本、出版しました〜「王貞治 一徹の流儀」 清水満