2006年04月03日

野村克也「巨人軍論」

野村克也「巨人軍論」(角川書店)
「野村ノート」に秘められた「巨人軍」の項目を大公開する!
すべての勝負論、組織論は伝統の巨人軍から学べることは案外知られていない。強い球団と弱い球団の差とは何か?来期、楽天を指揮する現役監督が球界を斬る。
勝利への方程式はすべて巨人の歴史に隠されている。敵将が徹底分析した不滅の「巨人軍」のすべて。

【目次】
第1章 巨人はなぜ凋落したか/第2章 巨人への対抗心とID野球/第3章 巨人はパイオニアである/第4章 V9巨人にある手本/第5章 野村の組織論/第6章 伝統とは何か



<所感>
1.「最近のプロ野球を見ていると、人間教育に力を入れている指導者がいなくなっている。選手を「ほめる」指導が主流になり、選手をしからない、おこらない、選手をおだて、気持ちよくプレーさせることが何よりも優先されるようになっている。
 実際、そういうタイプの監督がやってくると、たとえば前任者と折り合いが悪く、それまでふて腐れていた選手たちが俄然やる気を出し、見違えるような力を発揮してそのまま優勝してしまうことがある。(中略)だが、そういうチームが連覇することはまずない。「のびのび」だけでは勝ち続けることは絶対不可能なのである。」
という記述ですが、どこのチームのどの選手のことを言っているのかな?

2.桧山などが「今になって野村さんの言うことが理解できてきました」と言っているように、阪神では結果が出なかったが下地は作ったと思います。
 そして、阪神監督時代に「4番とエースは育てられない」とよそから取ってくることを当時の久万オーナーに進言し、それが実現してアニキがタイガースに来てから、選手の意識が変わったという見解にも同意します。

3.川上監督の時代の巨人は、時代をリードする野球をやっていたのに、最近では時代に遅れをとっているという見解と最近の巨人は適材適所という原理原則を忘れていると見解にも同意。

関連記事→浅岡真一 独断流 - nikkansports.com: 巨人はもはや盟主でなくなった

自分がこのブログのタイトルからアンチ巨人を標榜する部分を取って改題したのは、もはや巨人のことを特別な存在とも思わなくなったからです。

TVの野球中継でも巨人戦の視聴率は下がったといえ、地域密着型球団の試合の野球中継の視聴率は地元では高く、観客動員も好調という情勢であることから、もうアンチ巨人なんて言っている状況でもありませんしね。

原新監督の下、去年のような体たらくはないでしょうが、イ・スンヨプが4番ではそのうちプレッシャーに押し潰され、清原の二の舞になると思います。
小久保の状態が良ければ、小久保4番で阪神の金本的役割にはなれるとは思うのですが。。。
本来なら、生え抜きの由伸が4番で他の選手を引っ張っていかねばならないところですが、今岡同様そういう気概はなさそう。





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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 10:35| 🌁| Comment(8) | TrackBack(4) | スポーツ関連読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめましてTBありがとうございました。
すんごい虎キチでびっくり!

私は条件付き巨人ファンです。
というのも長島は嫌いですし、ナベツネは
もっと嫌いです。どちらかといえば巨人を
離れた王や広岡、森たちが好きです。
昨今の巨人の長期低落傾向は民主党にも負
けず劣らずだと思います。今回の野村氏の
著書は巨人ファンでも、いや、巨人ファン
こそが拍手喝さいで迎える本であります。
よくぞ、書いてくれた!
こういう気持で一杯です。

条件付巨人ファンである私の考えですが巨
人も東京という一地方都市の球団であると
いう視点に立つべきなのです。
もっと、地元に愛される球団作りに
今からでも取組むべきです。

 ざんねんながら今の原体制がそういう方
向性にあるとは思えませんが、阪神さんを
見習って地元の熱狂的なファンでスタンド
を埋め尽くすような球団になって欲しいの
です。

 野村氏の本書を読んで、そのことをます
ます強く感じた次第であります。

 個々最近の阪神には敵ながら天晴れ!
野球の王道を歩いているような気がします。
そんな強い阪神と地元密着巨人が伝統の一
戦を交える、そんな日が訪れることを祈念
しながら本文を閉じます。
Posted by ZERO at 2006年04月03日 13:45
ワタクシも元巨人ファンwのはしくれです。
「巨人が再び巨人になるのは不可能か」なんて
最近アディダスのCMでやってますが、

以前の「巨人」ならこんな風には絶対宣伝しない。
また「優勝予告」して「優勝」できなかったら
誰か責任とるんでしょうか。

阪神ファンになって25年。
ハタめからも最近の「虚塵」はおかしい。
今年も虎ウマにはめますかね。
Posted by ちゃれんじ at 2006年04月03日 17:25
はじめまして「運慶」のK ROOMです。TBありがとうございました。確かに「巨人軍」を軸にしたプロ野球の時代は終わったと思います。と、言う事は「巨人軍を軸にしたプロ野球の時代」もあったという事ですよね。野村監督が言いたかった事は、その「時代の推移、環境の変化」だったと思いますが・・・。これからも宜しくお願いします。
Posted by 運慶 at 2006年04月04日 00:24
>ZEROさん
今のタイガースを高く評価いただきありがとうございます。
でも、ファンの意識がまだですね。

>ちゃれんじさん
今年巨人が優勝しちゃうと、改革がとまるような気がするので10年くらいは優勝しなくてもいいと思います。

>運慶さん
野村監督も川上V9巨人を理想像としていたのですね。

Posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 2006年04月04日 08:20
>地域密着型球団の試合の野球中継の視聴率は地元では高く、観客動員も好調という情勢であることから、もうアンチ巨人なんて言っている状況でもありませんしね。

北陸のような地元球団が無いところでは野球人気を支えるのは巨人のような全国区の球団なんですよね、悲しいけれど。
なので、やはり球団数はもっと増えるべきですね。だから楽天には頑張って成功してもらいたいです。
Posted by りさふぇるなんです at 2006年04月04日 13:52
>りさふぇるなんですさん
地域密着を進めていく上では、少なくとも空白区の北陸、四国に本拠地を置くプロ野球の球団があればいいと思います。
東北楽天が成功すれば、さらに2球団増やしてもいいし、既存の球団が移転するのもありかも。(関東に5球団は大杉か?)

あるいは、ファームを独立採算化して、地方分散を図るのも選択肢に。
Posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 2006年04月04日 15:27
昨夜は、こっそり神宮に行ってみました。
東京シリーズ首位決戦!などというわりには、客入りはいまいち。びっくりしました。虎戦のほうがすごいんですね。まぁ、虎戦は週末の開幕戦ということもあったのかもしれませんが。
それでも、ヤクルトもらえたし、ポンチョのプレゼントはあるし、花火300発はあがるし、どなたかの記念のHRはあるし、プレマネ初ヒットで打点はつくし
かなり楽しめました。
ここに書くのもなんですが(笑)やはり、東京の皆さん、球場に足を運びましょうよ。
それと、他球場の途中経過画面でその時楽天が勝っていて、虎ファンと同じくスワファンもしばし喜んでいました。一応、野村監督つながりコメント。失礼しました。
Posted by メル at 2006年04月05日 10:36
>メルさん
観戦お疲れさまです。
ハマスタでなくて良かったですね(笑)

それは、そうとメルさんの言うとおり球場に足を運んでナンボのもんだと思います。

>野村監督
愛憎半ばするのはスワファンも虎ファンも同じ?
でも、野村楽天には頑張って欲しいです。
少なくとも勝率>イチローの打率位に。。。
Posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 2006年04月05日 10:47
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