「虎!虎!虎!バックスクリーン3連発!」(1985/4/17)
にしようと思います。
岡田監督は、この成功体験が忘れられないのでしょう。
このブログのURLも、http://tigers44-31-16.seesaa.net/
となっているように、この成功体験が忘れられないのです。
この日僕は、出先からの帰って来たのは、TV中継開始時間が始まる頃だった。
TV中継が始まった時点では、1−2でタイガースが負けていた。
この試合は初回に巨人がクロマティの1号2ランで先制。阪神もすかさずその裏に岡田のタイムリーで1点を返した。
これは、リプレイでわかった。
TV中継後は槙原・工藤の両先発が踏ん張り6回までスコアボードにゼロが並んだ。
持ち味の粘り強い投球を続けていた工藤だったが、7回表に中畑の犠牲フライで追加点を許す。阪神には痛い3点目と思われた。
そして7回裏。待望の追加点をもらった槙原の投球は微妙な変化を見せ始めた。8番・木戸からの下位打線だったが、その木戸がいきなりセンター前にヒットを放つ。投手・工藤の代打・長崎は打ち取ったものの、1番に帰って真弓に四球。2番・弘田はレフトフライで二死となったが、打順はクリーンナップへとつながった。
ここからが本題だ。
走者2人を置いて打席に入ったのは3番のランディ・バース。1−1からの3球目はシュート回転で打ち頃のコースに甘く入った。
バースの打球はセンターバックスクリーンに低い弾道で飛び込む逆転3ランとなった。試合は4−3と阪神が引っ繰り返して逆に1点をリード。
そして続く4番・掛布もセンターに高々と打ち上げる。これはバックスクリーンすぐ左のスタンドに飛び込む追い打ちのホームランとなった。連続ホームランで阪神のリードは2点。マウンド上の槙原は茫然自失、まさに放心状態だった。
続く5番の岡田は0−1からのスライダーを狙い打ち、これまた打球は弧を描いてセンターへ。岡田の打球はバックスクリーンのやや右側に飛び込んだ。3者連続ホームランのうちバックスクリーンに飛び込んだのは正確にはバースと岡田の2本である。
しかし、3本続けてセンターを守るクロマティの頭上を越えていったのは紛れもない事実。世に言う「バックスクリーン3連発」はこうして誕生した。クリーンナップの三者連続ホームランでスタンドは騒然。見てるこっちも盛り上がる。
7回裏の攻撃が終わった時にはスコアは6−3、巨人の2点リードは逆に阪神の3点リードとなり、俗に言うダブルスコアとなっていた。
しかし、試合はこれだけでは終らなかった。9回表の巨人の攻撃が始まった。8回に続いてマウンドに上がった左腕・福間からクロマティ、原が連続ホームラン。3番・4番の連続ホームランでたちまち1点差となり、打席には5番・中畑。阪神のクリーンナップが3者連続本塁打のあとに巨人のクリーンナップも3連発で追い付くのか?おいおい!
しかし、ここで救援に立った中西清起は後続を3人で断ち切り、プロ入り初セーブを挙げる。
<4月17日・阪神-巨人2回戦>
巨人 2 0 0 0 0 0 1 0 2 5
阪神 1 0 0 0 0 0 5 0 x 6
<勝>工藤
<S>中西
<負>槙原
この試合最後までTVで試合中継が見られたのかどうかは記憶がない。
ただ、バックスクリーン3連発の時点で、阪神ファンの親父と僕が盛り上がったことは覚えている。前の日の河埜の落球にも盛り上がっていた。
この年は21年ぶりにタイガース優勝。そう僕にとっては「優勝を知らずに僕らは育った」状態だったのだ。
その後、親父はタイガースが史上2回目の最下位となった年に、事故で瀕死の重傷を負い、2001年には大病を患ってもはやこれまでと思われたが、もう一回阪神の優勝を見たいという執念があったのか、奇跡の回復をし、2003年の優勝も見ることができた。さらにもう一回タイガースの優勝が見られれば、もう思い残すことはないだろう。
岡田監督、頼んだよ!!
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私にとっての3連続バックスクリーン。
いつかは来るであろう自分の葬式時、My棺桶に同封しても惜しくない珠玉のイベントでした。
当時の私は高校生でした。高校の先生も優勝時には道頓堀に駆けつけたという、あのパワーをもう一度死ぬまでに味わいたいです。^^;
あの3連発の3本目のときに「岡田も打つぞ、コレ」とか言ってたら本当に打ってしまって感動しました。
そしてバースにとってもこの1発は自身のシーズン1号であり、この3連発の伝説とともに「年間54発」伝説の幕開けともなるとても意義深いホームランでした。
その頃関西におったんですか?
かなり盛り上がったって聞いてましたけど。
>トラのシッポさん
僕も予感は結構当たるほうですが、去年は悪いほう、おととしはいいほうでした。
>SEABLOGさん
おととしは便乗組も多かったようで、85年の方が純粋な野球ファン・タイガースファンだけだったような気がします。
なお、この企画をもりあげるためエントリー日を1月31日付にして、トップにあげました。
また、もうすぐ通算900コメントになります。
900米の方には通知します。
当時のタイガース打線はホントに迫力ありましたね。
1番真弓から8番木戸まで相手ピッチャー休み無しという感じで。
対横浜戦で20点以上も得点するなんてざらだったような気がします。
ちょうど大学4年生で横浜スタジアムに見に行ったときもそんな試合でした。
おととしのタイガースもちょっと迫力には欠けましたが、切れ目のないところはよく似てましたが、今年は果たしてどうなることやら・・・
今、タイガースがごたごたしてるんで、昔のいい思い出を取り上げてみました。
でも、この話題を取り上げると年がばれますから、
残念!
よっちゃんとか敬華さんやヒロキさんは多分記憶にないでしょう斬り!!
2月上旬はおととしの話にします。
自分も2人の息子の父親となり、一昨年は長男の1歳の誕生日に胴上げを見ることができ、そして将来に夢膨らませています。
親子水入らずで、祝杯を挙げる日が来るのかしら?なんて。
というわけで、早速のうちのサイトへのご登録ありがとうございました。
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取り急ぎ、お礼まで。