80歳の決着〜元兵士たちの日米野球〜(NHKクローズアップ現代:1月9日放送)
終戦から62年、太平洋戦争を戦った日本・アメリカの両元兵士達がハワイ真珠湾近くの野球場に集結した。みな70代半ばから80代半ばにさしかかり、人生の終盤戦に「自分は一体誰と戦ったのか」、確認したいとの思いで集まった。悲惨な戦場体験、目の当たりにした無惨な死、敵の手で戦友を失った悲しみ。それをかつての「敵」と語り合いたいと企画された。憎しみやわだかまりを越え、本音で語りあうことはできるか。あの戦争は何だったのか。自らの人生とは…。着けなければならない「決着」が、そこにある。野球を通して元兵士たちが交流する3日間に密着し、交わされる言葉一つ一つに耳を傾ける。
「日米スーパーシニア親善野球試合」公式サイトから一部引用
米国フロリダ州セントピーターズバーグという街に、75歳以上が入団資格で平均年齢が80歳を超える野球チーム「Kids & Kubs」があります。
このチームには、太平洋戦争に従軍し、日本軍と戦った経験をもつ選手が15名もおられ、彼らは「戦争で日本人と戦ったが決して日本人が憎かったわけではない。平和になった今、かつて武器を手にして戦ったが、それをグローブとボールに持ち替え野球の試合がしたい」という願いを持っている、との話を聞き、 2007年1月、セントピーターズバーグに、この野球翁たちを訪ね、日本チームとの親善試合を希望するという15名の意思確認を行ってまいりました。
その、太平洋戦争に従軍したKids & Kubsのメンバーの願いに応えるべく、日本チームを編成して昨年12月18.19日ハワイで行われた試合の件が昨日のNHKクローズアップ現代で取り上げられてました。
試合そのものは、14対2で米国Kids & Kubsが勝利しましたが、双方の選手にとっては、そんなの関係なく勝敗を超えて60数年のわだかまりがゲームセットになったということ。
参加した日米選手の証言
「お互いここまで生きてきてよかった。」
「戦争になってしまったことは不幸なこと。お互いが任務に忠実であっただけ。」
「20〜30年前に会っていればよかった。」
だいたいこんな内容でした。
その後、井上ひさしさんが野球というスポーツの歴史的な変化の経緯の中で、フォースアウトの仕組みが出来、審判にルールに基づいて判断を委ねるという仕組みが出来て、野蛮性を減らしてきたという話を。
それにしても、最後にうまい具合に「虹」が出てましたね。
言い方はあまり良くないけど、これで極楽浄土に行けるね。おじいちゃんたち。。。
広島市民球場で野球を見た後に、隣の原爆ドームを見たときも同じようなことを感じたのですが、
「こうやって野球の勝敗に一喜一憂できる幸せが続きますように」
と願わずにはいられません。
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とここまで朝書いてUPしようと思ったんですけどね。。。。
このハワイという地域設定。
フロリダ州と日本との中間地点で、12月でも温暖だからという理由なんでしょうが、
ハワイ真珠湾近くの野球場!?
12月!?
元々言いだしっぺはアメリカの方だから仕方ないとはいえ、これで参加した日米の選手たちについてはゲームセットでいいとして、次は日米ともメンバー総入れ替えで8月6日に広島市民球場(今年のこの日はカープの主催ゲームはない)で開催しませんか?
サッカーなら必ずホーム&アウェイ方式でするのだし。。。
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